クーラ・シェイカー

ピルグリム・プログレス

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昨年、6・16に発売した新譜。HMVで貯まっていたポイントを使って1500円程度で仕入れて聴いた。物語性に満ちた奥深きスピリチュアルな旅へ、いってらっしゃい。ということで、まだ通して1回しか聴いていないが、クーラは大人のロックへと完全に舵を切り替えたのだろう。やはりデビューアルバムは衝撃的だっただけに、聴く側はそれを念頭に置いておかなければならない。前作「ストレンジ・フォーク」同様。

どうした!クーラ・シェイカー!パート?

 タイトルがクリムゾンの太陽と戦慄パート?みたいになっていますが、(前にも「社会就労センターピアスを振り返って?」というタイトルでブログを書きましたが、それはいいとして)8,888枚限定生産の「フリーダム・ラヴィン・ピーポーEP」のミニ・アルバムから、約1ヶ月後、クーラ・シェイカーの待望の8年ぶりの復活アルバムは、発売されていたのです。6/27(水)に。

 僕が知ったのは朝日新聞の7/4(金)の夕刊のフジロックの広告特集。もう発売中となっていた。

 カツカツの僕は、すぐには買えず、ようやく、今日、資金の捻出ができたので、台風4号到来の中、午前中、立川HMVに買いに行った。HMVのフリー冊子や、ライナーノーツを読んだら、発売が遅れた訳が分かった。最初のプロデューサーの母親が亡くなってベーシストのアロンザを代役プロデューサーに立てたら作業中に父親を亡くし、他にも機材の故障。いったんレコーディングを終了したものの、満足できず、セッションを繰り返したそうである。ちなみにまた、ミニ・アルバムの方は売られていた。見たらシリアルナンバーは3ケタ。

 さて、午後、この新生クーラ・シェイカーの「ストレンジフォーク」というアルバムをライナー・ノーツを読んだ後、聴いた。
 う?ん、耳にメロディが絡みつく曲は1つも無かった。『日本盤ボーナス・トラック2曲収録/日本超先行発売、ライナーノーツ:クリスピアン・ミルズ(Vo/g)、大貫憲章、歌詞・対訳付/初回限定デジパック仕様、定価\2,520円。』歌詞カードを取り出したら、15曲目は隠しトラックということで、申し分無いのになあ。という感じだった。

 今作もマントラ・コードがあったものの、1枚目、2枚目の曲に比べて、とっつきやすいメロディではなかった。

 ボーナストラック前の最後の曲の12曲目だけは、聴き入った。楽器にハープ(シンセサイザーで作った音か?分からないが。)が使われていたからである。美しい曲だった。

 8年も経つとやっぱりサウンドが落ち着いちゃうのかな。僕はノリノリの頭をつい揺らしてしまうようなアップビートな曲が好きだ。腰にくるロックン・ロールも好きだ。クーラは大人になってしまった。はじけている曲は書けなくなったのかもしれない。

 しかし、彼らは、スタジオ・ミュージシャンではなく、ロックバンドである。ロックバンドはライヴで真価を発揮する。新聞によると、昨年のフジロックは入場規制がかかるほどの大盛況だったらしく、今年はメーンステージに参戦!ということである。盛り上がりを願っている。

 とここまで書いたところで、なんと、明日は、ジギーさんの約2年振りの「夏開き」と称したライヴである。台風一過で明日は晴れの予報。またいつもの親友と行く予定。楽しみである。

 サッカーのフル代表の、アジアカップ予選の日本対ベトナム戦があって、かち合ってしまった。ベトナムはホームのハノイなので大サポーターが後押しする。気になるので、DVD-Rに録画予約をしてから出かけるつもりである。

どうした!クーラ・シェイカー!

 まず前回の、誤字脱字チェックから。
冒頭の義援金の募金したからだ。→募金をしたからだ。と「を」を入れた方が良い。そして、「せかっち」→「せっかち」でした。本当にせっかちですね。阿部政権→安倍政権が正しい漢字。「べ」が誤りでした。

 さて、本題。一昨日の19日(火)に僕は、ちょうど運転免許更新ができる、最初の日になったので、立川警察署に更新に行きました。手続きに4桁の暗証番号が2つ必要で、何かと思ったら、免許にICチップが埋め込まれていて、それで、4桁の暗証番号を2つ、機械に入力すると本籍が確認できるのであります。免許証に本籍はもう書かれていません。

 免許を仮に紛失した場合、すぐに警察署に連絡すれば、誰かが拾って悪用しようとしたとしても、ICチップが埋め込まれているため、悪用できないシステムにしたようです。

 そして、免許更新を済ませて、立川HMVに帰りがけに、ふと入ったら目にしてしまいました。「クーラ・シェイカー」のミニ・アルバムの新作を。しかも日本独自企画限定盤の8,888枚限定の1枚を。

 コードナンバー入りで2866番、全5曲。この日はためらって、買いませんでした。しかし、翌日に衝動が抑え切れなくて、まだ売れてないであるかな??と思って、ドキドキしながら買いに行きました。ありました。買いました。

 すると、HMVも新メンバーズカードに変わっていて、新しいカードを受け取り、PCかケータイに会員登録をするというもので、ややこしくなりました。

 この登録は、買ってきたCDを聴く前に済ませましたが、奮闘しました。なんとか登録できました。ポイントが貯まったら、HMVマネーに変換しよう!ということですが、前までのシステムとポイント値引きは変わっていません。良くなったのは、レシートにポイントが表示されるので、すぐチェックできる!という点です。

 さて昨年「クーラ・シェイカー」は復活してミニ・アルバムを日本独自企画CD盤として、出していて、買いました。

 しかし、目玉は「ゴヴィンダ(復活ライヴ・ヴァージョン)」という曲だけでした。フジ・ロック・フェスティバル’06に出演するための復活盤でした。
だけど、約7年振りの復活だったので、音源が出ただけでも良しとしました。

だけど、デビューの頃に比べてさほど話題になりませんでした。

 さて今作は?
 
 聴いてみると、これは「ニール・ヤング&クレイジーホース」の「スリープス・ウィズ・エンジェルズ」のアルバムの中の「ピース・オブ・クラップ」の旋律のパクリでしょう!?という曲や、これは、どうみても、「T?REX」の「マーク・ボラン」のボランブギーでしょう。という曲で構成されており、全然新鮮味を感じませんでした。だけど8,888枚限定という希少価値のある文句に釣られて買わずにはいられませんでした。

 5/23日発売となっているのに、約1ヶ月も経ってまだ、店頭に残っていたことは、奇跡というか、ノーマークな存在になってしまったのでしょう。その分、クーラのデビューは衝撃的でした。「最新グルーヴ感。ルーツはインドにあり。」と帯に文句が書かれてあり、試聴機で聴いて1発ではまり、ファーストアルバムを買いました。インドインドしているのを嫌う人もいますが、僕はとりこになりました。そしてセカンドアルバムが出る年の1999年の春には、1ヶ月のインド個人旅行に出かけ、インドという国をこの肌で体感してきました。

 帰国後、セカンドアルバムのレコ発ワールドツアーがあって、チケットを取って、1999年6月4日(金)に、横浜、神奈川県民ホールに見に行きました。しかし、見終わって思ったのは、「今が円熟期だな。次作が出るかどうか?。」ということでした。ギター・兼ヴォーカルの「クリスピアン・ミルズ」は、確かにカッコ良かった。LIVEもそれなりに盛り上がりました。

 しかし、クリスピアンと英国の音楽業界、もしくは、メディア・雑誌記者との確執などがあったらしく、たったアルバム2枚で解散してしまいました。

 コレクション泣かせのシングルやミニ・アルバムを別ヴァージョンで何枚も出すというような、あこぎな商売をしたりしていましたが。
本人達の意志では、たぶんないでしょう。

 今年もフジロックに出ます。見には行けないけど、たぶん、盛り上がっていたファーストの1曲目の「ヘイ・デュード」や「ゴヴィンダ」、そして、「グレイトフル・ホエン・ユーアー・デッド」などで盛り上がるんだろうと思います。そして、新曲をおりまぜる感じでやるんだな、と想像が付きます。

 クーラは解散してから、クリスピアンが3年後に、「ザ・ジーヴァズ」という新バンドを結成しました。ファーストとミニ・アルバムを持っていますが、インドの灼熱のグルーヴは鳴りをひそめ、アメリカン・ロックの土臭いロックになり、さほど印象に残る曲は無く、面白くなく、日本でもさほど話題にならず、商業的には成功していたとは思えないアルバムセールスでした(調べてないけど)。アメリカでは成功したのかな?

 ところで、新生クーラ・シェイカーのサードアルバムが出る予定です。(昨年のミニ・アルバムにも帯にそう書いてあったけど、出なかったなあ)。ああ、買っちゃうんだろうなあ。もう今回の限定盤を買って、勢いのあるスピード感のある曲は、無くなっちゃった事は分かったから残念だけど、クーラ・シェイカーは、どんなパクリのような曲を作っても、クリスピアンの唄い回しにはひかれるものがあるので、好きです。

 今回の限定盤も結論として、買って後悔はしていません。8,888人の買った人の一人に入ったという事は、僕も立派なクーラ・フリークかな?。

 「どうした!クーラ・シェイカー!」と題名にしたのは、「ファーストのような、初期衝動を取り戻して欲しい」、と願ってもそれは無理だから、サードアルバムは経験とテクニックで裏打ちされた素晴らしい音を作って欲しいという願いを込めてタイトルにしたのです。

ではこの辺で。またね?。
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